ロータリー財団管理委員会の決定事項の抄録
2008年10月
国際ロータリーのロータリー財団管理委員会の会合が、2008年10月27~30日、米国、イリノイ州エバンストンで開かれました。以下は、管理委員会決定の抄録です。
管理運営に関する事項
管理委員会は、2009-10年度の管理委員会委員長エレクトにカール・ヴィルヘルム・ステンハマー管理委員、副委員長にジョン F.ジャーム管理委員を選出しました。管理委員会の年次会合は、2009年10月26日から30日にわたりエバンストンで開かれます。2009-10年度のその他の全会合の期日については、委員長が決定することになります。
管理委員会は、協力財団としてDeutsche Rotarische Stiftung (DRS)の設立を認可しました。これは、ロータリー財団とDRSの間で交わされた覚書の作成を持って有効となります。今後はDRSが、ドイツのロータリアンによる恒久基金への寄付すべてを受理することになります。
2007-08年度の国別の寄付総額を基に、管理委員会は、寄付者への税優遇措置を改善するための取り組みを、今後も引き続き日本とイタリアの2カ国で優先して行うべきであると指摘しました。
管理委員会は、ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)を新たに任命する際の基準として、以下を採択しました。
- RRFCが担当する地域の地理的配分、地区数、クラブ数、ロータリアン数
- 文化、言語面での考慮
- 地域の財政能力(ロータリー財団への寄付)、財団プログラムへの参加状況、財団についてロータリアンを指導するニーズ
また管理委員会は、2009年7月1日をもって、大口寄付アドバイザーと年次寄付アドバイザーの役職をRRFC補佐の役割として1つに統合し、各RRFCに、RRFC補佐、ロータリー財団学友コーディネーター、ロータリーのチャレンジのためのゾーン・チャレンジ・コーディネーターから成るチームを配置することに同意しました。
管理委員会は、未来の夢計画の進捗状況について徹底討議し、試験的段階の実施計画、研修、資格条件、試験的地区の指導者構成、新地区補助金とグローバル補助金に関する一連の推奨事項に同意しました。詳細は、ウェブサイトに掲載されています。
寄付増進に関する事項
管理委員会は、ロータリーのチャレンジに関する中間報告書を受理し、また、2009年7月1日から2012年6月30日の期間に、「End Polio Now(今こそポリオ撲滅のとき)」のマークを付したポール・ハリス・フェロー特別認定状を使用することを承認しました。
プログラムに関する事項
管理委員会は、
21件のマッチング・グラントを承認しました。これらは、アンゴラ、オーストリア、ボリビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、カナダ、コートジボワール、ドミニカ共和国、エクアドル、フランス、ドイツ、ガーナ、インド、イタリア、ケニア、マダガスカル、メキシコ、ニカラグア、ペルー、ルーマニア、南アフリカ、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、タイ、ウクライナ、米国、西アフリカ(第9100地区の各国)のロータリー・クラブと地区が関与するものです。
ブラジルと英国のロータリー・クラブと地区が関与する3-H補助金を承認しました。
アフガニスタン、チャド、インド、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、スーダン、世界保健機関(WHO)へのポリオ・プラス補助金を承認しました。
ロータリー・クラブと地区によるマッチング・グラントのための寄付、3-H 補助金のための提唱者からの寄付、ならびに、ロータリーとロータリー以外の団体により集められ、クラブと地区が寄贈した寄付に対し、国際財団活動資金(WF)あるいは恒久基金の収益から資金を組み合わせることを承認しました。
ロータリー平和および紛争解決研究プログラム(チュラロンコーン大学の短期平和研究プログラム)の2008-09年度のコースIIへの参加が承認された申請者のリストを受理しました(このプログラムは、2009年7月1日から、ロータリー・センター・プログラムに統合されます)。また管理委員会は、2009-10年度ロータリー世界平和フェローシップを受領する候補者のリストを受理し、修士課程で学ぶためのフェローシップ60口と専門能力開発の修了証取得コースで学ぶためのフェローシップ50口に充てる地区財団活動資金(DDF)と使途指定寄付を補うため、国際財団活動資金(WF)を配分しました。
学友人道奉仕世界賞の受領資格に変更を加え、全34ゾーンが毎年、候補者1名を推薦できるようになりました。この変更は、即時適用となります。
英国、バーミンガムで開かれる2009年ロータリー学友祝賀行事のプログラム案に賛成の意を表すとともに、この祝賀行事の試験期間を3年延長し2012-13年度までとすることに決定しました。また、ロータリー財団学友に関し、ゾーンレベルのロータリー財団役員全員が特定の責務と任務を持つべきであると同意しました。
資金管理
管理委員会は、2008年10月の分析から、人道的補助金の報告が世界的に減少していることを指摘し、2009年4月に行われる半期分析までには、地区が報告状況を改善するよう求めています。
財務に関する事項
管理委員会は、Deloitte & Touche会計監査会社から提出された財団の2007-08 年度監査済み財務報告書を受理しました。この報告に基づき財団の年次報告書が発行されることになります。
また、管理委員会は、2008-09会計年度のロータリー財団の帳簿を監査する会社としてDeloitte & Touche社を指定しました。
管理委員会は、財団の運営予備金を義務づけられた最低のレベルに戻し、職員に非常事態のプランを準備するよう要請しました。この計画には、必要な場合に経費を削減する選択肢も含まれています。
財団の統計(2008年10月31日現在)
- ポール・ハリス・フェロー:1,139,841名
- 財団ベネファクター:78,487名
- 大口寄付者:10,484名
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